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パノラマ写真  (Old Camera)

(360度)TOYOTA SPORTS 800 生誕50周年記念イベント (2015 トヨタ博物館) 拡大する.
.目  次内  容撮影更新日

.パノラマ写真とは360度パノラマ写真を合成で作る2016/06/30
.  パノラマ写真サンプル定点観測の例
.パノラマ撮影の工夫三脚にパノラマヘッドを装着
.パノラマ合成方法
.  手作業で合成する方法レタッチソフト等により結合する方法
.  自動合成ソフト(FreeWare)AutoStitch 自動合成・保存、設定は保持される
   Microsoft-ICE オート設定で自動合成、保存は手作業
   Photo Gallery (Windows-LIVE) 自動合成、接合部は切り貼り
.こんな失敗しました(AutoStich でパノラマ合成する時の注意点)
.360度パノラマ写真の見方自動スクロールの鑑賞法・不具合対処法
.リンク集参考にさせて頂いたサイト

.360度パノラマ合成サンプル 別窓(タブ)で表示します

   (2005 ニューヨーク) 拡大する

   ニューヨークの思いでエンパイアステートビル屋上から2005/09/10IXY55
   トヨタ博物館のイベントヨタ8生誕50周年記念イベント2015/05/09PEN-EPL1
   駅前風景スーパーや高層ビルが立ち始めた2015/06/17OMD-EM5
   駅前風景3D(アナグリフ)左赤・右青メカネで見る立体画像2016/07/23α7U



ご 案 内  この頁で 360度パノラマ写真を自動スクロールで見る場合



 大きなサイズの画面を見る場合

  縦:768画素程度 (XGA) を想定して画像サイズを調整しています
  これ以下のサイズでご覧になる場合は、手動で縦スクロールして見たい部分を選んで下さい
  横スクロールは、中央より左側を見る様にして下さい(右半分は、画像の右端が切れます)

 自動スクロールしない場合

  この頁は、パノラマフォトの自動スクロールに「JavaScript」を使用しています
  IE で自動スクロールしない場合は  ツール → インターネットオプション → 詳細設定 の
  「マイコンピューターのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する*」という項目に
  チェックを入れて「OK」を選択します   参考サイト(JavaScriptを有効/無効にする方法)

 スクロールの動きがスムーズに動かない場合

  パソコンの性能が低い場合は大きな画面の場合、スムーズに表示されない場合があります
  出来るだけ高性能なパソコンでご覧下さい

 どうしてもスクロールしない場合
  画面の下にあるスクロールバーを操作して手動でスクロールして全体を見て下さい





参考にさせて頂いたサイトのリンク集

パノラマ とは  「遮蔽物のない見晴らしの良い風景」
パノラマ写真 とは  「広い範囲を撮影した写真」
パノラマカメラとは  「パノラマ写真をひとコマに撮影するためのカメラ」
「gallery41」と言うサイトの「パノラマ合成写真の解説」参考にさせて頂きました
鉄道車両のパノラマ写真がいっぱい!
「師匠の散歩」と言うサイトの「パノラマソフト比較2014」参考にさせて頂きました
山頂からのパノラマ写真がいっぱい!
レタッチソフトによる結合」の技の紹介を参考にさせて頂きました
もちろんパノラマ写真もいっぱい!
瀬戸の夜景 ここの自動スクロールのスクリプトを利用させて頂きました (動作原理 ) 
夜景のパノラマ写真がいっぱい!
「パノラマ写真の作り方」には「新しい機器の情報」が満載です
もちろんパノラマ写真もいっぱい!




パノラマ写真とは

パノラマ写真とは、wikipedia にある様に「広い範囲を撮影した写真」です

私がパノラマ写真を撮り始めたのはフィルムカメラの時代(1966年以降)からです
当時は、自分で「引き伸ばし」したプリントを物理的につなげていました

デジタル記録カメラが登場して、画素数競争と共に機能詰め込み競争が始まると
殆んどのカメラにパノラマ写真の撮影アシスト機能が付く様になりました
カメラに付属のパノラマ合成ソフトを使って合成していました

最近のカメラやスマホはシャッターを押しながらパンすると連写した画像をつなげてくれます
(SONY α7IIの場合は 180度までは撮れない、あまり速くパンするとカメラに叱られます)

今や(2016年)、2個の魚眼レンズで全天球の写真や動画を撮影する 「360度全天球カメラ」 が
4万円を切る価格で買える時代です(但しレンズや画像加工の問題で画質はあまり期待できない)

ここでは一般のカメラで撮影した画像を合成してパノラマ写真を楽しむ方法に付いて紹介します
以下に示すパノラマ写真は合成ソフトによって作成しました
出来上がるパノラマ写真の画質は、元画像の画質次第です

広角レンズを持ち合わせていない時でも複数の写真を撮っておけば後で合成できます
古いフィルム時代に撮影した写真も、合成ソフトによって綺麗につなぎ合わせることができました


合成・加工サンプル  高校の体育大会 (昼休みの自由時間)・私の一番古いパノラマ写真 (1966年)

フィルムをスキャンした元画像(6枚)
 
「AutoStich」で合成した画像 (手持ち撮影なのでかなり傾いている)
 
水平を調整後の画像 (Photoshop CS2 で画像を回転して水平を調整)
 
画像の使える部分を切出す (画像に多少の欠落が有っても、できるだけ広い範囲を切出す)
 
端部の画像が欠落している部分(空・地面など)を近くの画像で補充して完成
上の画像をクリックして拡大、手動スクロールでご覧下さい




パノラマ写真サンプル  定点観測の例

下の写真はほぼ同じ位置(1は庭先、2・3は二階のバルコニーから)で撮影したものです
1と2の間は27年、2と3の間は15年の変化が写っています

共通に写っているもの  左半分の奥の巨大工場、中央の高圧送電鉄塔、右奥2軒の民家の屋根

機材の変遷
 [1]35mmフィルムカメラ
 [2]コンパクトデジカメ(2Mpix)
 [3]ミラーレス一眼(16Mpix)

自宅の窓からの風景[1] 1974年(OLYMPUS PEN-FT) (年に1・2度しか積もらない雪の朝)
 
自宅の窓(2F)からの風景[2] 2001年(CANON IXY200) (デジカメで写したパノラマ写真)
 
自宅の窓(2F)からの風景[3] 2016年(OLYMPUS OM-D EM-5) 180度(パノラマヘッド使用)




パノラマ撮影の工夫

少し慣れれば手持ち撮影でもパノラマ合成用写真は撮れますが、特に 360度パノラマでは
これらの道具があった方が、正確な写真を速く無駄なく撮影できます

三脚       カメラを水平に固定するために必要です

パノラマヘッド  三脚とカメラの間に入れ、カメラを水平に一定角度振りながら撮影できます
         水平線(地平線)に正確に合わせるため、写真の様な水準器付きが便利です

水準器     (パノラマヘッドに付いていない場合)


三脚とパノラマヘッドにカメラを装着水準器付きパノラマヘッド


レンズの焦点距離(画角)に付いて (35mmカメラに換算した焦点距離で表現しています)
   
   360度パノラマを撮影する時は、広角レンズを使った方が少ない枚数で済みますが
   極端に短い(例:f=18mm)と、周辺の画像の歪みが大きくて、綺麗に合成されません
   28mm相当位までが良さそうです

   そのため、上下に広い範囲を写したい時は、カメラを縦長に構えて撮る様にしています
   3D(立体)写真でパノラマ撮影する場合は1枚の横長画面に2枚(左右)の画像を
   撮影してアナグリフ合成するために必然的に縦長画像になってしまいます

自動機能(AFや露出など)は固定するか、マニュアルに設定する
   
   撮影途中で条件が変わると合成する時うまくつながらないので、予め固定します
   コンパクトデジカメの場合は、シャッターを半押しのまま角度を変えて撮影していました




パノラマ合成ソフトに付いて  パノラマソフト比較2014 と言うサイトを参考にさせて頂きました


(フリーソフトの)ダウンロード先

Windows-LIVE (Photo Gallery)
Microsoft-ICE (Image Composite Editor)
Autostitch


私の場合は、「AutoStich」が一番気に入っています (「Microsoft-ICE」よりも)

Microsoft-ICE」の場合、
  Structured panorama で毎回 元画像の Layout を指示してやらないと
  勝手に無茶苦茶な順序で無理やり接続してしまいます
  Overlap も毎回 Auto overlap ボタンを押して検出させる必要がある様です
  インストール時に、別途 VisualC++のランタイムパッケージのインストールも必要です

「Windows-LIVE (Photo Gallery のみインストール)」の場合、
  接続部は、ただの切り貼り(混ぜない)なので、つなぎ目がクッキリとしていて良く目立ちます
  設定方法が分からない(設定メニューが見つからない)のでうまく使えません


接続部分の特徴
AutoStichImage Composite EditorPhoto Gallery
 

このパノラマ写真の場合、中央部の2枚のつながりが悪く、何れのソフトもここでズレが発生しました
上の画像は縮小なしで 100%表示していますが、パソコンの画面一杯に表示(横スクロール)して見る場合は長さで 1/10位に縮小して見ますのでそれ程目立ちません
下の画像は約 1/40ですが、クリックすると別画面で拡大した自動スクロール画像を表示します


 AutoStich360度と 0度のつながり部分は自動調整される(400度分位の元画像が必要)
360度と 0度の境目は全く分かりません
 
 
 Image Composite Editor360度パノラマは「360°horizontally」にチェックを付ける必要があります
360度と 0度の境目は全く分かりませんが、
この例では中央のビル部分がうまくつながっていません(ビルの幅が1/3位)
 「Less than 360°」を選ぶと、360度と 0度のつながりは調整されません
手作業でつなぐことはできますが、つなぎ目の濃度が異なるので目立ちます
この例では上の画像のビル部分は、うまくつながっています
 
 
 Photo Gallery360度と 0度のつながり部分は自動調整されます
360度と 0度の境目は分かり難いが、 濃い部分に淡い線が入りました


360度パノラマを合成する場合

元画像は、400度分位が必要です  1〜2枚分オーバーラップして撮影しておきます

「360度と 0度のつながり部分」に付いて

360度パノラマとして合成した画像の構造は、上の例の3種類のソフトとも同じでした
元画像の最初と最後の画像をつないだ部分は、画像の中央にきます
画像の左端と右端は、元画像の中央位で撮影した部分です

360度以下のパノラマ画像の場合

右回転で撮影した画像を合成すると
元画像の最初の画像が左端となり、最後の画像が右端となるパノラマ画像が出来ます

上の例で ICE の「Less than 360°」の場合
360度以上の画像ができますが、左端と右端の画像濃度は調整されないので
360度ちょうどでつないでも、画像の形はつながりますが濃度が異なり不自然です




AutoStich の場合     AutoStich とは(wikipedia)

ダウンロードとインストールは特に難しくはありません
 詳しくは師匠のサイトの
 パノラマソフト比較2014 を参考にして下さい

(上記サイトで紹介されている設定内容から大幅にシンプルになっています)
 設定は、歯車アイコンをクリックして
 最初に1度行えば記憶されます

 私の場合は次の様に設定しています
 1.Output Size : Scale(%) 100
 2.Blending Options : Multiband Blending bands 2
 3.Gain compensation と
   Enable viewer と
   Stich when images opend にチェックを付ける
   Panoramas saved to: F:/F_Photos/_pano_work
   (結果を保存するフォルダ)
 4.Advanced Options : Max Memory(Gb) 2.00
   (実装メモリー量による)
   JPEG quality 90

パノラマ合成する時は、合成したい写真を全て選択して開くだけです
 フォルダアイコンをクリックして、
 合成する写真を全て選択して開くと
  合成を開始します
 合成が完了すると、結果がビューアで
  表示されます
 (システムで設定しているビューアです)

 不備のある写真は合成されません
 (全ての写真に不備が有れば合成されない)


合成が完了すると、結果が(システムで設定している)ビューアで表示されます
不備のある写真は合成されません(全ての写真に不備が有れば合成は行われません)




こんな失敗しました     (AutoStich でパノラマ合成する時の注意点

1.次の様な場合は合成できません(全ての合成ソフトで共通です)
(1)合成する写真の重なりが不足の場合
(2)視点が異なる写真

私の対処  撮影時に気を付けるしか方法は有りません

(1)通常は 横幅の約20%位を重ねて撮影しています
  広角レンズの場合は周辺の歪が(パノラマ合成用には)大きいので合成できない場合があります
  たとえ合成できても、つなぎ目のズレが大きくて見苦しくなってしまいます
  そのため広角レンズでは重なりを多く(50%位に)して撮影しておきます
  こうすれば画像の両サイドを切り取っても重ね代が残り合成することができます

(2)理想は、カメラのレンズの中心を支点にしてパンします
  自分を中心にして、液晶モニタを見ながら手を伸ばしてパンするのはやめ、
  せめてビューファインダを見ながらその場回転します
  近景がある場合は特に厳密に撮影しないと合成できない場合があります


2.合成後の画像(ファイル)サイズが大きくなると処理時間が(気が遠くなるほど)長くなります
  私の場合、非力なパソコン(Celeron 1.9GHz 2GBRAN Win10)なので
    1枚の画像 5472×7296=約40百万画素(約17MB)× 11枚(360度)
    合成後画像 32363×7756=約251百万画素(約40MB)
    合成時間 約3時間(ビューアで開くにも数分かかる)
  合成処理中は、他のソフトは動きません(カーソルさえも動かせないタイミングがある)

私の対処  合成前に画像サイズを縮小して、縮小した画像を合成する


3.縦方向のパノラマの場合、上端又は下端が異常に広がった画像になる場合がある

私の対処  端から2枚の画像を合成し、合成された画像と次の画像を合成する ... を繰り返す
 (合成された画像の次の接続側の黒い部分は切り取っておきます)
or   全ての写真を同じ方向に 90度回転してから横方向に合成し、合成後縦に戻す


4.超広角レンズで撮影した写真の合成で、つながらない場合

私の対処  周辺の歪が大きい部分はつながらないので、左右を切り取るか
 又は最初から縦長画像で撮影して合成する


5.重なりが大きな写真の合成で、思った位置でつながらない場合

私の対処  つなぎたい位置から、合成できる最小限の重なりになる様に余分な部分を切り取る
 (サイズが異なる写真でも合成出来ます)







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